このところ、三浦文学にどっぷりつかっています。
この3部作は三浦さんの自伝、そしてキリスト教へどういうふうに導かれたか、洗礼までの葛藤、考え方の変化などが詳細に語られています。
聖書を読んでみようかと思っている人、聖書を読んいるけれど理解が進まない部分がある人などは、とても参考になるのではと思います。
道ありき
三浦綾子さんの生い立ち、教師時代、そして闘病生活が綴られています。
なんといっても前川氏の大きくてやさしくて誠実で義なる人格にふれる度に私の心は震え、涙がでました。こんな人がいるんだと。
アガペーの愛というのがわかった気がします。
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そして、綾子さんが、誰もが隠したい自己の醜い部分をさらけ出してくれるおかけで、そこに私自身を投影させて読み進めていくことができました。
綾子さんが洗礼を受けられた時は私自身も新しくしてもらったような、許されたような気がしました。
この土の器をも(道ありき第2部:結婚編)
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この土の器をも改版 道ありき第2部(結婚編) (新潮文庫) [ 三浦綾子 ]
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綾子さんと三浦光世さんの結婚生活が綴られています。
二人で祈る、信仰を育て支え会える関係というのがとてもうらやましいと思いました。
信仰の土台を教えてくれる本です。
日々の中での祈り方、御言葉の活かし方が新米クリスチャンの私にとってとても参考になりました。
光あるうちに(道ありき第3部:信仰入門編)
こちら、信仰入門編とありますが、特に信仰しようと思ってはいないという人にもぜひ読んでもらいたいです。
そして、聖書を読み始めた人、今ひとつ分からないなあという人には強力な手引書となると思います。
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【中古】 光あるうちに 道ありき第3部(信仰入門編) 改版 / 三浦 綾子 / 新潮社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】
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私は現在聖書を一通り読み終わって、2回目の通読をしているところです。
まだまだたくさんの分かりづらいところがあるのですが、私と同じ部分で綾子さんも引っかかっていたというのが分かり嬉しくなったり、取り違えた解釈をしていたことに気づけたりととても勉強になりました。今後も何度も何度も読む本になるでしょう。
また、私は教会に通ってみたいと思っているのですが、そのためのアドバイスもしてくれていて、教会の敷居が低く感じられるようになりました。
あと、印象的だったのは聖書の預言の成就確率のお話について。
その預言がもしすべて偶然であったとするならば、その確率はどれくらいなのか計算した学者によるとまあ天文学的な数字だそうです。
私は聖書預言の成就した内容を知るのが大好き!!
ライフワークとしてそれらを今後も調べていきたい!
この3部作で、三浦綾子さんの視点で聖書解釈や信仰生活を知れたことは、私の信仰生活において間違いなく大きな良い影響を与えることになるでしょう。
聖書は自分の考えだけにとらわれず、いろんな先輩方に手引してもらいながら勉強するのが私にはベストだとわかりました。